アクセス権限の優先順位

アクセス権限の優先順位

フォルダ、ドキュメントに設定できるアクセス権限の優先順位について解説します。

1. 概要
Hubbleでは、フォルダとドキュメントに対してアクセス権限を設定することが可能です。
また、設定の対象はグループもしくはユーザーから選択することができます。

このページでは、1つのフォルダもしくはドキュメントに対して複数のアクセス権限を設定されている場合に、どういうルールで優先順位が決まるのかについて解説をします。

2. アクセス権限の種類
設定できるアクセス権限については、以下のヘルプページをご確認ください。

▼参考ページ

3. 優先順位のルール
権限を複数持っている場合に適用されるアクセス権限の優先順位は、以下のとおりです。
※上にある権限ほど優先順位が高く、強い権限として扱われます。ただし、複数グループに所属している場合は合計した権限が適用されます。下記の💡〈注意〉も併せてご参照ください。
※「プリセット」とは、統括者・編集者・閲覧者・訪問者を指します。
※「カスタム権限」とは、カスタム権限設定で作成した権限を指します。

💡〈注意〉
1人のユーザーが複数のグループに所属しており、それぞれのグループで異なる操作権限が付与されている場合には特別なルールが適用されます。
それぞれのグループで付与されている権限をすべて確認し、いずれかのグループで操作権限が与えられていれば、その操作は実行可能となります(OR判定)。
OR判定となる場合、該当ユーザーの権限名には [複数のグループ権限に依存] と表示されます。

4. 参考例
(1)個別に「グループ」と「ユーザー」で権限設定し、権限内容が異なる場合(パターンA)
Q1:テストメンバーさんは「人事グループ」に所属しています。
個別に「グループ:人事グループ」で閲覧者で設定
個別に「ユーザー:テストメンバー」を編集者と設定
この場合、ドキュメントを編集できるでしょうか?

A1:ドキュメントは編集できます。
「人事グループ」は個別に設定したグループ(閲覧者)ですが、「テストメンバー」は個別に設定したユーザーのため、上記の表の優先順位に照らして「テストメンバー」に設定した編集者の権限が優先されます。

(2)個別に「グループ」と「ユーザー」で権限設定し、権限内容が異なる場合(パターンB)
Q2:テストメンバーさんは「総務グループ」に所属しています。
個別に「グループ:総務グループ」で編集者で設定
個別に「ユーザー:テストメンバー」を閲覧者と設定
この場合、ドキュメントを編集できるでしょうか?

A2:ドキュメントは編集できません。
「総務グループ」は個別に設定したグループ(編集者)ですが、「テストメンバー」は個別に設定したユーザーのため、上記の表の優先順位に照らして「テストメンバー」に設定した閲覧者の権限が優先されます。

(3)権限が異なる複数のグループに所属している場合
Q3:「人事グループ」には、フォルダ権限変更ができないように設定されているカスタム権限が設定されています。
「総務グループ」には、フォルダ権限変更ができる統括者が設定されています。
「人事グループ」と「総務グループ」両方に所属しているテストメンバーさんは、フォルダ権限変更はできるでしょうか?


A3:フォルダ権限は変更できます。
1人のユーザーが権限の異なる複数グループに所属している場合、それぞれのグループで付与されている操作権限を合計して利用できます。いずれかのグループで権限が与えられていれば、その操作は実行できます。
テストメンバーさんは統括者・カスタムの2つの権限が付与されていますが、このうち統括者にフォルダ変更権限が含まれているため、フォルダの権限変更を行うことが可能です。

▼参考ページ
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