【Hubble mini】電子取引ソフト法的要件 授受保存要件
1.タイムスタンプについて
締結済み契約書のPDFをアップロードする場合
Hubble miniへ締結済み契約書のPDFをアップロードは下記2つの方法があります。
①Hubble miniに締結済み契約書のPDFファイルをアップロードする。
②「締結済みPDF一括アップロード」機能でアップロードする。
締結版PDFをアップロードするとタイムスタンプが付与されます。(総務大臣が認定したタイムスタンプである、セイコーソリューションズ株式会社のセイコータイムスタンプサービスを利用しています。)
①Hubble miniに締結済み契約書のPDFファイルをアップロードする場合
タイムスタンプが付与されている締結済み契約書PDFはドキュメント詳細画面から確認でき、だれがPDFファイルをアップロードしたか及びアップロード時刻については、「履歴」から確認可能です。
タイムスタンプが付与されると、締結済み契約書のPDFの左上に「タイムスタンプ付与済み」と表示されます。このマークにマウスオーバーすると、タイムスタンプ付与の時刻を確認することができます。
タイムスタンプが押されているPDFは三点リーダーを選択後「タイムスタンプ付きPDFをダウンロード」からダウンロードができます。
②「締結済みPDF一括アップロード」機能でアップロードする場合
管理画面>一括登録>過去の締結積み契約書(PDF)一括登録から締結版PDFをアップロードすることでタイムスタンプが付与されます。
▼参考ヘルプページ
電子契約の連携の場合
電子契約サービスは「クラウドサイン」と連携しています。
クラウドサインと連携するとクラウドサインで締結済みとなった契約書が「電子契約自動取り込み」フォルダに格納されます。
▼参考ページ
詳細画面にクラウドサインのリンクが追加されます。
クラウドサインの場合も、ファイル格納時にタイムスタンプが付与されます。
付与されたタイムスタンプの確認方法
タイムスタンプが付与されているかどうかは、PDFファイルをダウンロードした後、下記の手順で視覚的に確認できます。
タイムスタンプの付与の有無及び付与のタイムスタンプが付与された時刻は、ダウンロードしたPDFファイルをAdobe Acrobat Reader またはAdobe Acrobat Proで開き、
[署名パネル]
から閲覧することが可能です。 「署名済み」、「署名が有効」との表示は、タイムスタンプが付与されており、タイムスタンプが有効であることを示します。署名パネルから検証を行うことで、有効期限切れの有無を検知できます。また、タイムスタンプ付与後の文書データ及びタイムスタンプの変更の有無の確認(非改ざん証明)も可能です。
証明書ビュアーで タイムスタンプ局、有効期間の開始日、終了日、証明書の有効無効を確認可能です。タイムスタンプ付与日時はインフォメーションマーク( i )部分の「パスの検証および失効確認は、保証された(タイムスタンプ)時刻に行われました:」との記載に続く日付・時刻となります(有効期間の開始時刻とは異なりますのでご注意ください)。
「署名プロパティ」から文書が変更がされているか否かと、タイムスタンプ付与日時が確認可能です。タイムスタンプ付与日時・時刻は、「署名は保証された(タイムスタンプ)時刻に検証されました:」の後に続く日付・時刻よりご確認いただけます。
タイムスタンプの付与は、非同期処理のためファイルアップロード時とタイムスタンプの処理に若干のタイムラグが生じます。しかし、法律上の要件である「速やかに」の解釈について、国税庁電子帳簿保存法通達(令和4年6月24日改訂)7-2に、契約書の受領又は業務の処理に係る通常の期間を経過した後、「おおむね」7営業日以内にタイムスタンプが付与されている場合には、速やかに行っているものとして取り扱う旨の記載があり、このタイムラグの存在は法律の適用関係に影響を与えません。
課税期間(年月日)の範囲を指定して、複数の電子取引データおよびタイムスタンプに対して一括してタイムスタンプ付与後の電子取引データおよびタイムスタンプの変更の有無を確認可能です。(こちらの対応は担当カスタマーサクセス又はチャットサポート、メール等で弊社にお問い合わせ下さい。)
💡〈補足〉
Adobe Acrobat Reader またはAdobe Acrobat Pro内では、LTVではないと表示されますが、Hubbleで付与するタイムスタンプは、総務大臣認定タイムスタンプであるセイコーソリューションズ株式会社のタイムスタンプを利用しています。セイコーソリューションズ株式会社のタイムスタンプは、国際標準規格「XAdES(XML規格)」、国際標準規格業界「PAdES(PDF規格)」に準拠した長期署名データ生成及び一括検証が可能となっており、有効期限は10年となっているため、安心して電子帳簿保存法対応にご活用いただけます。
Hubbleが利用するセイコーソリューションズ株式会社のタイムスタンプ(eviDaemon)についてはこちらをご参照ください。
総務大臣による認定制度についてはこちらをご覧ください。
タイムスタンプが付与されたPDFの確認方法
Hubbleからダウンロードしたタイムスタンプ付きのPDFは、Adobe Acrobat Reader またはAdobe Acrobat Proの
[添付ファイル]
から選択し、閲覧できます。2.訂正削除履歴
電帳法完全対応オプションがオンの場合、ドキュメントを物理削除することはできません。
オーナー・管理者は管理画面から締結済み契約書の上書きが可能です。
上書きした場合も、タイムスタンプが付与されます。誰が上書きしたかは、「履歴タブ」で確認可能です。
締結済み契約書のPDFを上書きアップロードの操作が行われた場合は、論理削除した履歴と新規アップロードした履歴が残り、この履歴は削除することができません。操作の内容、操作者及び操作年月日・時刻が操作順に「履歴」に記録され、論理削除したPDFデータは「締結済みPDFを削除しました」との表示の下にある「PDFを確認する」から閲覧・ダウンロード及び印刷をすることができ、物理削除することはできません。
PDFファイルのアップロード又は上書きを含む「履歴」に表示されるアクション時刻はパブリックNTPサーバ(AWS)から日時を取得し、表示しています。この日時を変更する機能はなく、変更することができません。
削除したデータの内容は、確認したい締結済み契約書のPDFの削除履歴の下、「PDFを確認する」から閲覧、印刷及びダウンロード可能です。
また、Hubble mini上では、PDFファイルを編集(訂正)する機能はなく、締結済みの契約書PDFの内容を修正することはできません。
論理削除された締結済みPDFファイル一覧はオーナー、管理者が管理画面から確認でき、管理画面の「削除した締結済みPDFのドキュメント」から検索及び閲覧も可能です。
削除した締結済み契約書のPDFファイルを見るには、削除した締結済みPDFのドキュメント一覧から該当ドキュメントを選択します。
該当ドキュメントを選択すれば、ドキュメントの詳細画面へ遷移することができ、「履歴」の「PDFを確認する」から論理削除した締結済み契約書のPDFファイルを画面上に表示させ、内容の閲覧・印刷・ダウンロードが可能ですが、編集(訂正)や物理削除をすることはできません。
3.保存期間・バックアップデータ、データ移行
保存期間・バックアップデータ
格納した契約書は、Hubbleをご契約している間はサーバ上に保管され、バックアップデータが保管されます。
ログ、データベース、データは定期的にバックアップしています。
サーバ上には、法定期間を超えて、10年間以上保存を行うことが可能です。さらに、タイムスタンプの更新をした場合、10年を超えて更新期間中保存を行うことが可能です。
データ移行
ドキュメントリスト上の契約の詳細情報の一覧等のデータは、お客様自身でドキュメントリストからメールでCSVデータダウンロードが可能となっております。
ご解約時に有料でHubble上のフォルダ構成のまま締結版のPDFファイルを弊社にて一括してお渡しすることも可能です。
▼参考ページ