Slackから案件の申請を受け付ける(案件管理機能)

Slackから案件の申請を受け付ける(案件管理機能)

目次
1. 概要
2. 前提条件
3. Slack案件申請の設定(Hubble管理画面)
4. インストール・デプロイ手順
5. Slackでワークフローを設定する
6. Slackから案件申請をする
7. トラブルシューティング

1. 概要
Slackのワークフロー機能を利用してから契約書の審査や法律相談の申請ができる機能です。
Slackで入力された内容は、案件として案件管理画面へ登録されます。
本機能をご利用いただくためには、申請者が Hubble のアカウントをお持ちである必要があります。
本機能は、案件管理機能をご利用のお客様に向けた機能です。ご希望の際は、弊社担当者に連絡または画面右上の?マーク内にある「サポートに問い合わせ」からお問い合わせください。
案件管理機能については、案件管理機能の概要をご参照ください。

Slackからの案件申請は以下のような流れとなります。詳細は「6. Slackから案件申請をする」の章を参照してください。
Slackでワークフローを起動
表示されたフォーム内容に沿って内容を入力する
フォーム入力後、Slack内でURLが届く
URLにアクセスしてHubble画面で取引先等を入力
Hubble画面で案件申請を完了する
受付法務担当者へ契約審査・法律相談案件の新規依頼通知メールが届く

💡〈注意〉
本設定作業はGUI上の操作のみでは完結せず、コマンドラインでの操作が必要となります。Windows環境では PowerShell 7、Mac環境では ターミナル を使用する想定となります。一定の開発者スキル(コマンド操作に関する知識)を前提としています。
予期せぬエラーが発生した場合、内容によっては自己解決をお願いする可能性もあります、あらかじめご容赦ください。

2. 前提条件
ご利用には有料プランのSlack ワークスペースである必要があります。
ほかにもご自身の環境に合わせて、事前に以下ツールのインストールを済ませてください。
※Slack Workflow Builder でカスタムステップとして利用できるSlackアプリをデプロイする際に使用します。

3. Slack案件申請の設定(Hubble管理画面)
以下のような画面になっている場合は、弊社担当者に連絡または画面右上の?マーク内にある「サポートに問い合わせ」からお問い合わせください。

(1) [管理画面] [アプリケーション] [Slack] [Slack案件申請] の設定を選択します。

(2) [連携] を押すと、 [slack-project-submission.zip] がダウンロードされます。あらかじめzipファイルを任意のフォルダで展開しておいてください。



4. インストール・デプロイ手順
(1)Slack CLIでログインする
① PowerShell 7 または ターミナル で [slack login] を実行します。

[/slackauthticket ********...]  の部分をコピーし、Slackの任意のチャンネルまたはDMで実行します。
③モーダルダイアログが表示されたら [Confirm] を押します。表示されたChallenge Codeを、 PowerShell 7 または ターミナル の [? Enter challenge code] の後に貼り付けて実行します。

④ You've successfully authenticated! という表示が出たら完了です。

(2)インストール・デプロイする
①cdコマンドで展開したzipファイルのディレクトリにあらかじめ移動しておきます。
※下記はサンプルです。ご自身の端末で正確なパスを確認し入力してください。
例  [cd "C:\****\****\****\slack-project-submission"]

② PowerShell 7 または ターミナル で [deno install] を実行します。これによりカスタムステップに必要なプログラムをインストールされます。

③ PowerShell 7 または ターミナル で [slack init] を実行します。 [? Do you want to add an existing app? (Y/n) ] と表示されたら [ n ] を入力してください。

④ PowerShell 7 または ターミナル で [slack install] を実行します。
それぞれ以下を聞かれたタイミングで下記を選択して進みます。(↑↓キーで移動し、Enterキーで選択できます)
[? Choose the app environment] :Deployed
[? Select an app] :Create a new app
[? Choose a team] :Slack CLIでログインしたSlackワークスペース
[? Choose a workspace to grant access] :Slack CLIでログインしたSlackワークスペース

④ PowerShell 7 または ターミナル で以下を実行します。
Windows環境PowerShell 7 の場合: [.\deploy.ps1] を実行
Mac環境ターミナルの場合: [sh deploy.sh] を実行

スクリプト画面が表示されたらEnterキーを押して進んでください。
最後に 「デプロイが完了しました」 と表示されたら完了です。

💡〈注意〉
デプロイ途中で問題が発生した場合は、エラーまたは失敗のメッセージが表示がされますので内容を確認してください。後述の「7. トラブルシューティング」もご参照ください。

5. Slackでワークフローを設定する
Slack案件管理申請のワークフローを作成します。具体的なワークフロー作成操作はSlack公式ヘルプを参照するなど、ご自身でお調べいただきながら設定してください。

(1)Slack で [Workflow Builder] を開く、もしくは左メニューから [自動化] を開きます。
(2) [+新規] から新しいワークフローを作成します。
(3)ワークフローの起動トリガーとなる任意のイベントを設定します。(メッセージ投稿など)
(4) [+ステップを追加] からカスタムステップを追加します。左上のステップを検索から「Hubble」を検索し、「案件を申請する」を選択します。通知送信先のチャンネルも任意で設定して保存します。

(5)続けて「チャンネルへメッセージを送信する」のステップを追加します。メッセージには、「変数を挿入する」から [{}Url] の変数を挿入してください。
(6)ワークフローを公開します。(ワークフロー名称等も任意のものに変更して公開)

Slackワークフロー設定イメージ図:以下はあくまでサンプルとしてご覧ください

6. Slackから案件申請をする
案件申請の画面表示については、設定したワークフローの通りの挙動となります。

(1)ワークフローを起動する
公開されたワークフローを起動します。
イメージ図:以下はあくまでサンプルとしてご覧ください

(2)案件申請フォームを入力する

案件申請フォームに各内容を入力します。
所属部署(任意):案件管理で設定されている部署を選択 ※1
やりたいこと(必須):申請内容を詳しく記入 ※2
添付ファイル(任意):関連ファイルがあれば添付
テンプレート選択(任意):該当するテンプレートを選択

※1:所属部署は案件管理の管理画面で設定した内容が選択肢として反映されます。(参考:【管理者・オーナー向け】案件管理ページの初期設定方法
※2:送信ボタン押下後に、フォーム入力内容をAIが読み取って「契約審査」か「法律相談」か自動で判断されます。

💡〈注意〉
申請は一度送信すると取り消せません。

(3)案件申請のURLにアクセスする
フォーム入力後に届くURLから案件管理の申請画面にアクセスします。
イメージ図:以下はあくまでサンプルとしてご覧ください

URLにアクセス後、AIが情報を整理して「契約審査」または「法律相談」の案件申請画面が表示されます。
AI情報整理中の画面

(4)案件申請内容を送信
案件管理の申請画面でフローに沿って各種項目を入力します。最後に [申請する] ボタンを押して、申請は完了です。受付担当者で設定されている法務担当の方にメール通知が届きます。

▼参考

契約審査画面
法律相談画面


7. トラブルシューティング
Q: PowerShell 7 を利用できない、端末で何かしらの制限がかかっている
本機能の設定を行うためにはPowerShell 7 またはターミナルが利用できる環境をご用意ください
Windows Power Shell 5.1しか使えない等の場合は、貴社内のPC管理者にお問合せください
SlackCLI、Denoのインストールの可否については貴社内でご確認ください

Q: PowerShell 7 で「.\deploy.ps1」を実行したら赤字のエラーが出た
エラー例:
[Set-ExecutionPolicy -Scope Process -ExecutionPolicy Bypass] を実行してください
その後、再度 [.\deploy.ps1] を実行してください

Q: デプロイ時に「error packaging project: Error running~」 というようなエラーが出る
エラー例:
denoのバージョンを1.46.2にするために [deno upgrade --version 1.46.2] を実行してください
その後、再度 [.\deploy.ps1] (または [sh deploy.sh] )を実行してください

Q: インストール・デプロイの手順でエラーになる
Slack案件申請の設定(Hubble管理画面)で [連携を解除] を押して、再度 [連携] からやり直すことで解決する場合がありますのでお試しください

Q: Slackで案件申請をしようとした際に、ショートカットが表示されません
アプリが正しくインストールされているか確認してください
Slack 管理者に権限設定を確認してください

Q: 案件申請フォームが開きません
Slack の権限設定を確認してください
ブラウザのポップアップブロック設定を確認してください

Q: 案件申請フォーム入力を入力して送信後、何も反応しません
ワークフローにURLメッセージ投稿のステップが追加されていない可能性があります
ワークフローの設定を見直してください

Q: 案件申請の送信エラーが発生します
必須項目が入力されているか確認してください
ネットワーク接続を確認してください
しばらく時間をおいて再試行してください

Q: 完了通知が表示されません
アプリがチャンネルに追加されているか確認してください
通知設定を確認してください
Powered by Helpfeel